No.57 アンティークの椅子の張替えをするには

椅子張替えの材料費は、正直その椅子によって変わります。縫製のある無しや張り方によっても違いますし、もちろん大きさによっても違いますね。小さな物と大きな物では、縫製も張り方も同じでも大きな差が出ることがあります。というのも、使われる生地も種類はほぼ無限大にありますから。激安の物なんかですと、実は作業費だけで材料費はいらないという業者も少なくはありません。しかし、高い生地というのは想像以上のお値段なのです。

そこでちょっと生地についてのご紹介なのですが、ブランドの物なんかですと本当に目が飛び出るほど高いです。投資の対象にもなっているアンティーク家具の中には、こういった一流メーカーの生地を使っている物もあります。こういったアンティークの椅子張替えの場合、同等の生地を使うとなるとまず一般的な家具修理業者の手元にはありませんので取り寄せになります。何と言ってもかなりお高くなるのは当然のことでしょう。

といっても、これはあくまでものすごくお高い生地のお話。安い椅子でしたら、加工費と材料費を含めて3000円くらいで済みます。しかし、本革を使ったしっかりした物となると、10000円以上になることが多いですね。そのため、どんな生地を使いたいのか椅子の形はどうなのかなどをちゃんと業者さんに伝えて正しい見積もりを出してもらうことが大切です。

そこでお勧めしたいのが口頭だけで伝えようとするのではなく、写真を送る方法です。近年はどこの業者さんでも大抵の場合ホームページがありますし、そこからメールを送ることが出来ます。貼り替えをお願いしたい椅子の写真を送り、大体の見積もりを出してもらうのが1番手っ取り早いです。素人からすると、どういう種類なのかなんてなかなかわかりませんから。

もちろん、業者は1つではありませんから見積もりの結果によっては違う業者に変えるのも良いでしょう。ただし、安いだけではなく貼り替えてまで使いたい大切な椅子を預けるのですから口コミや評判などもチェックするようにしてくださいね。

関連記事一覧