No.96 引越しの際の転居手続きについて

引越しの際にはいろいろな手続きが伴います。引越しの準備や業者探し、さらには仕事の引継ぎなど引越し前後には忙しい思いをすることも多いだけに、スケジュールどおりに進めていくためにも各種手続きを計画的に行っていきたいところです。

転居手続きの基本は「転出届」の提出です。引越し前、引越し後14日以内に行う必要があるもので、住んでいた市町村の役所で行います。この手続きで転出証明書の交付を受けることができます。それらか印鑑登録の廃止、国民健康保険の資格喪失届など同じく市町村の役所で行う手続きも忘れないようにしましょう。なお、これらの手続きは原則として本人が行うことになりますが、委任状があればほかの人に代行してもらうことも可能です。

7歳未満のお子さんがいる家庭では児童手当の受給事由消滅届も必要なので忘れないようにしましょう。

一方引っ越した後に必要な手続きもあります。引越し先で新生活をはじめる場合には転居手続きでその地に腰を落ち着けたことを役所に照明してもらう必要があるのです。まずは「転居届」の提出。引っ越した先の市区町村の役所で行うもので、引越し後14日以内まで行う必要があります。それから国民健康保険の住所変更。健康保険制度を利用するためにもできるだけ早く手続きを行っておきましょう。同じく早めに行っておきたいのが国民年金手帳の住所変更です。これらの手続きも転居届と同様引越し後14日以内に行うことが条件です。

後はシチュエーションによって必要な手続きが出てきます。先述した7歳未満のお子さんがいる場合には児童手当の住所変更、パスポートを所有している場合には変更と続きが必要になることもあります。ただパスポートに関しては本籍地の都道府県が変更したり、結婚・養子縁組で姓名が変わったときなどにのみ行う形になります。

こうした引越しに関わる各種手続きは必ず忘れずに早めに行っておくようにし、引越し作業と新天地での生活の準備の妨げにならないようにしたいものです。

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