No.40 スクーターのバイク買取を利用する

スクーターは乗らなくなったときに処分に少し困るバイクでもあります。安く購入できて手軽に乗れるのが魅力な一方、買取や下取りで価値がつかないこともあり、処分しようにもなかなかその機会に恵まれないことも多いのです。庭先にそのまま放置してしまっているケースも少なくありません。

元の価格が安いため、買い取る業者の側でもなかなかビジネスになりにくいのが現状です。安く買い取っても中古として販売する価格そのものが安いため売れても利益を出しにくい部分がありますし、古い年式のスクーターはなかなか買い手がつきにくいものです。この点はオンロードモデルなど固定のファンがつきやすい他のバイクとの大きな違いでしょう。まして出張買取の人件費、トラックなどで引き取る輸送費、さらに売れないまま在庫として抱え続けるときの維持費など、赤字になってしまうリスクさえあります。

このように、スクーターのバイク買取はなかなか難しい部分がありますから、新しく買い換えるときには下取りに出してもらうというのもひとつの選択肢です。基本的にバイク、自動車ともに下取りは安く買い叩かれてしまうこともあってあまりお勧めの方法ではないのですが、スクーターの場合はこれまで挙げてきた買取が難しい事情から手軽に処分できる方法として適しているのです。

あくまでバイク買取を利用する場合には業者探しの段階で入念に情報収集を行っておきましょう。スクーターの買取を積極的に行っている業者、そのうえで高額買取を行っているかどうかがポイントです。実際のところスクーターの出張査定を依頼しても「値段がつかない」との査定結果を出す業者も少なくありません。また値段をつけたとしても1~2万円といった非常に低い金額のケースもあるのです。この点はスクーターそのものに価値がないのももちろんですが、業者側も足元を見て安く買い取ってしまおうという考えを持っている部分もあります。ですから買い取ってもらう場合でも最初の査定額ですぐにオーケーを出すのではなく、他の業者にも査定してもらう、しつこくない範囲内で価格交渉をしてみるといった対策を試してみるとよいでしょう。

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