No.12 自動車の掃除とチャイルドシート洗浄
自動車の掃除・クリーニングにおける最大のポイントは臭いを解消することができるかどうかです。日ごろ自動車を利用しているとさまざまな形で臭いの問題を抱えることになります。タバコやペットの臭い、放置したりこぼしてしまった飲食物の臭いはその典型的なものですが、そんな車内の臭い対策で注意が必要なのがチャイルドシートです。子どもは車酔いで嘔吐しやすい面もありますし、食べ物をこぼしてしまうことも多いので臭いがつきやすいのです。また金具に汚れかやカビがこびりつくなど車のシートとはまた違った対策が必要な面もあります。
こうした臭いの問題だけでなく、放置したことによる衛生環境の悪化が使用する子どもに悪影響を及ぼす恐れもあります。こうした点から考えてもチャイルドシートは費頃から意識して清潔な環境を心がけ、自動車の掃除を行う際はもちろん、より頻繁にチャイルドシート洗浄を行うことが大事なのです。
チャイルドシート洗浄ではまずシートなど取り外せるものはひと通り取り外すことが大前提です。先述のように金具や隙間などにカビや汚れがついていることが多いですから、外せるものは外したうえで隅々まで洗浄する必要があります。ただしネジを外して分解する必要はありません。分解してしまうと安全性が損なわれる恐れがあるなどのリスクがあるからです。
洗浄の基本は「石鹸のみで洗う」ことです。使用する子どもに配慮し、通常の自動車の清掃に使用するようなインテリアクリーナーなどは使用しません。子どもの肌は大人よりもはるかに敏感ですから、かぶれなどのリスクも考慮しなければなりません。石鹸では思うように落ちない場合には化学洗剤を使用する必要も出てきますが、その際には入念にすすぎを行い、洗浄成分が残留しないよう最新の注意を図りましょう。
チャイルドシートでもっとも汚れやすいのはシートではなくボディーです。食べかすが入り込みやすく、しかもそれをエサに虫が繁殖することも多いので車内全体の衛生環境を維持する上でもしっかりときれいにしましょう。その際には掃除機のほかエアーコンプレッサーなども活用して汚れとゴミを除去していきます。
こうした最新の注意を払ったうえでチャイルドシート洗浄を行っていけば子どもを安心して自動車に乗せられるうえ、自動車の臭い・汚れも改善できることでしょう。