No.54 車修理のポイント 自分でできること・業者に依頼すること
車は日常的に利用するものですから、どうしても故障のリスクが生じます。その一方故障を修理してもらおうと業者に依頼すると高額の費用がかかってしまうこともあります。それだけに日ごろから注意して大事に運転しメンテナンスに励むことはもちろんのこと、簡単な修理なら自分で行う心構えも大事です。
車修理に関してはどこまで自分で修理できるか、どこからは業者に依頼しなければならないかの見極めが大事です。何でも業者に依頼していたのではいくらお金があっても足りませんし、逆に何でも自分で修理しようと思ったらうまくできずに中途半端に終わってしまいます。自分で修理できるのは簡単なキズやへこみ程度まで、それ以上はできるだけ早い段階で業者に修理に出す。この見極めをすぐに行えるようにしましょう。
なお、へこみやキズの修理は意外な方法で行うことができます。とくに車に詳しくなくてもできる方法も多く、知っておくだけでお金だけでなく時間と手間を節約することもできるでしょう。
例えばドライヤーを使った方法。日ごろ使用しているドライヤーとエアーダスターを用意するだけで修理できます。まずへこんだ部分にドライヤーを当てて熱します。あまり熱しすぎないように注意し、手で触れてかなり熱いと感じるくらいが目安です。そのうえでドライヤーを当てた部分にエアーダスターを噴射します。その際には冷たい風を噴射できるよう缶を逆さにして行うのがポイントです。この「ドライヤーによる熱風→エアーダスターの冷たい風」によってへこみを元に戻すことができるのです。
他にも目立たないへこみや傷を目立たなくさせることができる補修剤や少し大きめのへこみも治すことができる吸盤のような1000~2000円程度で購入できるグッズもあります。こうしたグッズや方法を日ごろから揃えて車修理ができる環境を整えておけばいざという時に役立ちますし、車を維持する費用を節約することもできるでしょう。そしてこうした方法ではうまく修理できなかった業者に依頼する、線引きを見につけることもできるはずです。