No.91 中古車販売で輸入車を購入する
ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン…こうした輸入車は日本でも人気が高く、憧れている人も多いものです。どれも高級車ですがいつかは乗ってみたい…と夢を持っている人も。そんな高嶺の花ともいえる輸入車も中古なら手が届く範囲内で購入することも可能です。輸入車を専門に扱う中古車販売店もあり、ひと昔前に比べて購入しやすい環境になっています。
ただ輸入車を中古車販売で購入する際にはいくつかの点で注意しておくべき点があります。国産車の中古車販売に比べてやや不安がつきまとう部分があるほか、店舗選びによってメリット・デメリットも出てくるからです。
輸入車の中古車販売においてはまず「認定中古車」の存在を知っておく必要があります。これは輸入車の正規ディーラー店が手がけているもので、簡単に言えば輸入車メーカーが品質などの面で保証した中古車となります。それに対してディーラーが関与していない「普通の中古車」もあります。
輸入車を中古車販売で購入する場合にはこの二つの選択肢のうちどちらが魅力的か、自分に適しているのかを判断する必要があります。認定中古車のメリットは何といってもメーカー側が認定していることで品質面で安心できること、そして万一故障した場合にはしっかり修理を行ってくれるほか、パーツを確保できる点が魅力です。輸入車の場合、パーツ交換が必要になったときに必要となるパーツが国内ではなかなか入手できないケースもあるので重要なポイントとなります。
一方普通の中古車の場合、認定中古車に比べてずっと安い価格で購入できるのが魅力です。また認定中古車はディーラーでしか扱っていないのでベンツならベンツ、BMWならBMWの店舗で探す必要があるわけですが、普通の中古車なら輸入車を手がけている中古車販売店でさまざまなメーカーの製品を探すことができます。ただ先述したパーツの問題や故障の際の修理といった環境面で認定中古車に比べるとやや劣ります。
このように中古車販売で輸入車を購入する際にはまずこうした基本的な部分を注意したうえで選んでいく必要があるのです。基礎知識として必ず踏まえておきましょう。